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「壷探しています・・・」を考えて

悲しい話であり、、、
寂しい話であり、、、
でもコワい話なのだ。。。

プレジャーガーデンさんの「壷探しています・・・」の呼びかけに、皆さん様々な体験をされているなぁ…と。
今日はまたまた雨降りでまして寒さまで舞い戻ってきて、春は昨日一日だけかって!
この天候に散歩に出かける気力体力勇気は持ち合わせていない。
という事で、今日は仕事の合間に私の体験談を綴ろうかなと……。
少々長くなりますが、犯罪撲滅地域安全(?)の為、頑張って読んでいただきたい。



時は1996年の秋だった。
1週間の出張、出張と言っても飛行機や新幹線じゃなく、軽自動車にパンパンにサンプル積んで夜中に運転、昼間はコレクションに展示会と過酷極まりない出張だった。
そんな出張から当時住んでいたアパートに戻り、やっと休息の安堵に浸ろうかと思った矢先の出来事だった。

出張から戻った翌朝。まずは銀行だ。
一週間でサイフも底を尽き、まずは銀行で生活費をおろさないと…。
忙しく銀行に行く時間もなく、今のようにコンビニにATMもない時代なのだ。
14~5年前の話でうる覚えのところがあるが、確かこういうことだった。。。

《1日目》
長期の出張なので、自宅よりはアトリエの方がセキュリティー的にも安心と考えていたのか、キャッシュカードをアトリエ(マンションの一室)に保管して出張に出ていた。
なので自宅にキャッシュカードはなく、窓口でおろそうと引き出しから通帳を持って出かけた。
窓口へ行くと印鑑が必要だと言われ、仕方なく自宅に戻った。
出張の疲れか、肝心なモノを忘れてしまった。
印鑑は通帳の入っていた引き出しの奥にしまってある。
こういう大切なモノの保管はきっちりしているタイプだ。しかしきっちりしすぎて、どこにしまったか忘れるタイプでもある。
帰って早速引き出しの奥を見ると、、、「アレ!印鑑がない!」。
印鑑もアトリエなんだろうか。。。明日アトリエで確認するしかない。
サイフもスッカラカンって訳ではなく、一日二日は生活できるお金は残っていた。
一抹の不安が過るも仕方がない。

《2日目》
朝一にアトリエに行かなければならなくなり、銀行に寄らずにアトリエに向った。
アトリエに行くとキャッシュカードがあるので通帳は元の引き出しにしまって家を出た。
アトリエに着いて見てみると、キャッシュカードはあったが印鑑がない。不安も一抹ではすまなくなった。
もう一度引き出しをくまなく探す事にした。それしか心当たりがないからだ。
夜になり不安いっぱいでアパートに戻り、恐る恐る引き出しを調べてみる。。。
やはり印鑑がない!……って印鑑だけじゃない!今度は通帳もないじゃないか!!
今朝しまった通帳だ。そんなバカな……。
それだけでは済まなかった。引き出しの奥に何かの為にと封筒に2万円を入れて置いておいた。その封筒も今朝にはちゃんとあった。しかし今はない。。。

印鑑に通帳に2万円。。。
興奮気味の頭を整理した。
まず、気づいた時に印鑑がない。そして次にあった通帳がなくなり2万円がなくなった。つまり誰かに盗られたとしたら2度に分けて盗られた事になる。
まずは印鑑。そして通帳に2万円。。。
ゾーーっとした。
もう夜で今からどうする事もできない。明日朝一何もない事を祈って銀行に行くだけだ。

《3日目》
開店と同時に銀行に駆け込んだ。
まずはATMで確認だ。
何もない事を祈る。。。
残高。。。
あぁぁ…よかった。ちゃんと残高がある。。。ってエェェ!!!!!
一瞬覚えていた残高かと思ったら、、、巧妙な手口と言うのか、、、一気に落胆だ。
つまりこういう事だ。
仮に残高が¥18500-だとする。そうしたら¥1850-を残して後は全部引き出す。一見ちゃんとあるように思えるが桁がひとつ足らないのだ。
巧妙なのかバカにしているのか……。
直ぐに窓口で確認した。
すると昨日の昼過ぎに窓口で引き出されていた。
引き出し用紙にちゃんと私の名前が書かれている。でも書道六段の私の字じゃない。如何にも角張らした文字で筆跡をごまかすかのような文字だ。
当然経緯を話し、調べてもらった。

ここでひとつ言っておくと、今でこそ振り込め詐欺や何やらでこういう引き出しに関して厳しくチェック機能があるんだろうが、当時は印鑑ひとつでおろせたんだろう。(ちょっと覚えていないけど、、)
実際おろされてる訳なんだし、、、。

銀行には防犯カメラが設置されている。
何時何分どの窓口で引き出されているかはわかっているので、確認まで時間を要さなかった。
写っていた!!!
若い男だ。
ここの銀行、窓口の前に丸い柱がありその柱に隠れるように写っている。半身を柱に隠し、半身でまわりを伺うように。
白黒のその映像は不気味だった。と同時に当然、腹立たしさがこみ上げて来た。

直ぐに警察に連絡し、自宅に刑事と鑑識官というのか、白い粉をポンポンして指紋採取する人がやって来た。
ここからはドラマの世界だ。白い粉のポンポンがはじまった。同時に私の指紋も採取。それに事情説明。
結果それらしき指紋が採取できたらしい。
指紋が採取されようが、犯人が逮捕されようが、大事なのは私の生活費だ。
ブランドを立ち上げたばかりの貧乏ドン底のこの時期だ。まずは金を返せ!!
しかし警察に聞くと、、、
指紋が採取されても前科がないと特定できない。それにこういう空き巣狙いは盗んだ金を貯め込んでるヤツはまぁいないと。大体ギャンブルに使うのが大方らしい。
つまり金は十中八九、いやいや100%返ってこないって事だ。

後から聞くと、指紋から犯人は特定できなかったらしい。
どっちにしても泣き寝入りだ。。。

《4日目》
しかし腑に落ちないのが数回に分けて侵入している事だ。
不気味極まりない。
このアパート、新築ではないが前の住民が出て行くとカギを取っ替えてるらしい。
大家さんがわざわざ前の方の時のカギを持って来てくれた。みかんとそれに見舞金だと1万円をくれた。
涙が出るほど嬉しかった。世の中いろんな人がいるとしみじみ思った。

警察にもコレまで不審な事はなかったか聞かれた。
よくよく考えるとあるわあるわ。。。

まずはある日突然スリッパが無くなったのだ。
いつも履いているスリッパが突然だ。間違えて捨てたのかと思っていたが、よくよく考えたら履いているものをわざわざ捨てる事はしないだろう。
それにもうひとつ。
ユニットバスによくある天井の点検口だ。
ある日湯槽に浸かって天井を見上げるとその点検口が10センチほどズレているのだ。
この点検口の蓋は下から持ち上げないと開かないような仕組みになっている。それに密室だ。つまり誰かが下から持ち上げないと開かないのだ。
見つけた時は何でだろうって思う程度で流していたが、こんな事件があったら流しておけない。
実際この腑に落ちない事がこのドロボウと関係あるかどうかはわからない。
スリッパもうっかり捨てちゃって、点検口の蓋も何かの拍子で開いちゃったり、、、
でも万が一、今回の事件とこれまでの腑に落ちない点を考えると、、、
留守中知らない何者かが数回出入りしていたって事だ。
それに私が帰ってきて慌ててユニットバスの天井に隠れ、一夜を共にし私が出かけ後にのそのそ出てきたって事も考えられる。ひょっとして私の入浴中に天井にいたかもしれない。
それに物置になっていたロフトも隠れ家として怪しいもんだ。
一気に寒気が走った。
一歩間違えば(ばったり出くわしたり)お金だけではすまず、命まで奪われていたかもしれないのだ。

その後、確か大家さんがカギを取り替えてくれた。
私は私で防犯対策に躍起になった。市販されている防犯グッズだけでなく、オリジナルのソトボ式防犯グッズを取り付けたりもした。
しかし気味が悪いのは変わりない。
お金やモノを盗られる事もそうだが、やはり自分の生活に知らない誰かが知らないうちにどかどか入っているって事が何より不気味でショックだ。
結果、数ヶ月後に引っ越す事になった。

《1年後》
イヤな思い出だが、ちょっとずつ日々の生活からは忘れかけていた頃だ。
私が島根県の工場に出張に行っていた時だ。
工場の方から、、、
「ソトボさん、お母さんから電話ですよ。」
「ハッ???」
ハトが豆鉄砲をくらったとはこういう時に使うんだろう。
確かにくらった。
というか家族に緊急事態かと思い慌てて電話に出た。(当時携帯は贅沢品)
開口一番、、、
「あんたドロボウ入られたんやて!!」
これまた豆鉄砲モンだ。
つまりこういうことだ。
空き巣に入った犯人が別の家にドロボウに入り捕まったのだ。
それも当時のアパートの近所らしく、現場見聞でその辺りを歩いている時に、ここのアパートにも入ったと自供したらしい。それが私が被害にあったアパートだ。それで警察ももう引っ越した私に連絡がつかず、大家さん→保証人のソトボ父母→仕事先→工場 という経緯で私にたどり着いたのだ。
心配するのでソトボ父母には言ってなかったのだ。
「あんた、警察からいきなり電話かかってきたからあんたがまた何かしたんかと思ったわ~。」と。
「また何か」とはなんだ!

後から警察に電話して聞いた。
犯人は20代半ばの男性。当然無職。
これまで盗んだ合計金額が1億数千万らしい!
そして肝心の手口だが、コレまた聞いてビックリした。
あまりにも巧妙すぎるというか、ある意味すごい技術を要する手口なので、ここでは綴れない。
ドロボウにプロという表現が良いのかわからなが、つまりプロなのだ。

時間が経過していた事もあり、今さらまた嫌な気分になるのもイヤなのでスリッパや点検口の事は聞かなかった。多分そんな事は事情聴取で言ってないだろうと思ったし。

こうして事件は長い時を経て結末を迎えた。
結果、私の生活費が返ってこないのは変わりないのだが。



お金を盗られるってのもショックだが、モノを盗まれるてのもショックだ。
まして思い出深いものだったら尚更だ。思い出ごと持ってかれるんだから。。。
そして犯罪って事以上に、、、
自分の生活の中に、思い出の中に、どかどか他人に入られるのは許しがたい。
心身ともに滅入る。

どうかどうか壷が出てきますように願うだけだ。

今日は久々に写真もなく、長々どころではないくら長々と綴ってしまった。。。
明日も良い一日でありますように。。。
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| ソトボ 日誌・生活 | 23:59 | comments:9 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

ソトボさん!
またまた、私も。。。。シリーズ化しそうですが。。。。。

大学院の頃に 下宿に空き巣が入られたこと思い出しました。

私も犯人が私の様子をうかがっていた形跡があったので。。。 思い出すだけでぞっとします。

その下宿の地域は競輪場があるから 盗人の多い地域でもあるとの見解を警察の方から伺いました。


外房でも気を付けねばなりません。
泥棒も 車の盗難も。。。(先日、警察の方が来ましたよ。この近所で盗難下犯人からの供述確認で。。。)

昔のように家にも 車にも 鍵かけないで何日も留守にしてても平気だった
この外房の地域も 変わってきたんだな と実感します。


身を引き締めさせていただくお話しいただきありがとうございました。

| こまちだたまお | 2010/03/03 09:13 | URL |

こまちだたまおさんへ

おはようございます!
そうでしたか、、、こまちださんも。。。
無いに越した事は無いですが、皆さんそれぞれ体験されているんですね。
実は数ある盗難経験のひとつで、この長編以外にもあるんですぅ。。。

閑静な住宅街も閑静じゃなくなり、危険と隣り合わせの世の中。。。
平和と安心は似てるようで違うんですね。
平和で安心をのぞみます。

| sotobo | 2010/03/03 09:39 | URL |

競輪場があるから 盗人の多い地域でもあるとの見解というのは何ですねえ。
寂しい言葉です。

自分で守る=犯罪者を作らないことになります。
と、言っても私も2度経験有りなのだけど。

| komae | 2010/03/03 13:06 | URL | ≫ EDIT

komaeさんもソトボさんもまだまだ ご経験があるのですね。

お巡りさん曰く ギャンブル場の近くだと損した腹いせに。。。という人もとか
うちの事件後 一週間後にご近所も入られていました。
そのお宅は何も取られなかったようですが 火を放たれていました。。。

まずは 自己防衛に励みます。

| こまちだたまお | 2010/03/03 15:46 | URL |

なんか皆さんとても恐ろしい体験をされていますね。相手はプロですからね、対策も日々進化させないとダメなのでしょうか。 でもsotoboさんみたく通われる、、というのは不気味ですね。 ちなみに先日茂原警察から私の自転車が放置されていると連絡あり。まったく身に覚えもないし、まして自転車は使用しない私。あげくの果てに「I田りなさんですよね」、と人間違い、、、それでよくうちの番号にかかってきたもんだ、とこれまた謎。一つ一つの状況を深く観察してくれれば、様々な事件ももっと未然に防げる手だても見つかりそうなもんですが、、
「I田ではありません、、」といったら「あっ、では旧姓がI田さんですね」と。。。。。しつこい。。。
sotoboさんの他のエピソードもまた 

| pg | 2010/03/03 17:30 | URL |

放火というのは恐いですね。
守りようがないですものね。
自分をコントロール出来ない大人がこんなにたくさんいて、子供たちはどう思っているのでしょうね。
PGさんのサイトからこちらに移動して来て面白い。
私はスリも一回。手口が巧妙で拍手を送りたいほどでした。

| komae | 2010/03/03 18:21 | URL | ≫ EDIT

たびたび、、
komaeさんの犯罪者を作らない、、に対し直接的な解決裂くではないですが、私の大好きな映画 「Pay it Forward」  
http://www.awaji-net.com/pay-forward/
のような「次へ渡す」事でも人の心に花を咲かせてくれたりするとは思います。 

| pg | 2010/03/03 18:42 | URL |

う~ん、素晴らしい。セツさんを思い出しました。
彼は無政府主義者。一番小さな単位の家族を作らないー家族の集まりである国を作らないー国境を作らないー世界はひとつ。だから戦争は起こらない、ということを実践していました。犯罪者を作らないように努力するというのは。イスラムの友達から教わったことです。このところsotobo家でみんなでおしゃべりって感じですね。実現するといいなあ。

| | 2010/03/03 21:58 | URL | ≫ EDIT

みなさんへ

今お風呂から出ました。
PC立ち上げてビックリですよ!!
みんなでコタツでみかん食べながらって感じで...。
しかし皆さんコワい経験もされているんですね。。。
ハサミに放火に匠なスリにそれにI田さんに人違い......。
「次へ渡す」。いい言葉というか志ですね。
何というか、、、「心のゆとり」なんでしょうね。
直接、犯罪撲滅似は繋がらないんだろうけど、相手を思う気持ち、ちょっとした気遣い、みたいなものが平和なんでしょうね。
とか言いながら私もしょっちゅうイライラしたりしますが、、、。

| sotobo | 2010/03/03 23:07 | URL |















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