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シーサイドの朝

4日間が終った。
寝坊するかと思ったが、それ程でもなく目が覚めた。

4日間かぶっていたオレンジのニット帽。
展示会がはじまる数日前に買った。
何だか気分がオレンジだったので、そのオレンジを身につけていたくニット帽にしたのだ。

ニット帽も若干お疲れのようである。

DSC00124.jpg



ずっと住んで、ずっと仕事していた ”東京” 。
なのに自分がトートのお披露目に”東京”を選んだ瞬間からちょっぴり遠く感じていた。
そりゃ距離にして100キロ。十分に遠い。
ちょっとそこまで…って距離でもなく、身ひとつで上京って状況でもなく、これまでつくったサンプル筆頭にアレやコレやの大移動である。
実際そんな距離ではあるが距離が問題ではなく、なんというか”東京”を目の前に少々構えてしまったのだ。


会う人会う人に「東京に泊まってるんでしょ?」と当たり前にように聞かれ、その度「毎日帰ってますよ。」と当たり前に答えビックリされた。
確かに急に資料など作らなきゃならない事もあるだろうと東京滞在ははじめから考えていなかった。
そんな実務的な理由もあったけど、実は気持ちの上で毎日の朝をここシーサイドでむかえたかったのも理由のひとつなのである。

メリハリというか、オンとオフというか。
今回から『page』あらため ”Sea Side Page”にしたこともあって、毎日をシーサイドからはじめたかったんだと思う。
だから”東京”に構えたというよりは、”シーサイド…”を貫きたかったのかもしれない。
いらぬこだわりに体はヘトヘトである。

DSC00030.jpg


電車に揺られ、車の日は久々の首都高に緊張したりと。そうやって毎朝”東京”に向った。
会場は青山とも渋谷とも言えるちょうど中間の位置。都会のど真ん中でありながら、どこかシーサイド思わせる建物の一室が4日間の舞台だった。
古い部屋の壁を白く塗り上げ、正面には大きなルーフバルコニーから空が眺められる。
下に目をやれば、お洒落な人たちが行き交う。そこは紛れもなく ”東京” である。

DSC00077_201402040129312e1.jpg

そんなバルコニーはランチの場であり、おしゃべりの場であり、来てくれた子供たちの遊び場でもあった。

それは何だかいつもの砂浜のようである。


DSC00069.jpg

そんな舞台は3階。朝、薄暗く細い階段をのぼれば、一気にバルコニーからの光に出迎えられる。
小さなガラスの扉をあけ、バルコニーから部屋に朝の新鮮な空気を流し込むのが日課となっていた。
お返しにお気に入りの音楽をちょっと小さいボリュームでかけ外に流した。
コーヒー片手に今日の準備に取りかかる。
展示会がはじまれば怒濤の如くしゃべり続けるボクである。
そのための力の温存か、この朝のひと時が何とも心地いい時間だった。
そこでゆっくり展示会の始まりを待ったのだ。

DSC00026_20140204012845ebc.jpg


都会だからだろうか。
4日間ともスロースタートだった。
昼過ぎまではポツリポツリ。ちょっと心配になる。
でも3時くらいになると連日会場いっぱいのお客さまで賑わった。
朝の静かな様相はどこにもなく、パーティー会場のように話し声と笑い声に包まれた。
そして気づけばそのまま夜をむかえていた。
そして漸くお昼ゴハンを食べていないことに気づくのである。
うれしい空腹である。


いろんな人が来てくれた。
懐かしい友人が来てくれた。
シーサイドのいつものお客さんが遠路遥々来てくれた。
通りがかりの人が興味もって来てくれた。
そしていろんな話をした。
気づけばいろんな出会いがいっぱいあった。


何人かの方が、以前ボクがつくったトートを持って来てくれた。
同じ3年前のペイントしたトートでも、それぞれの3年間でまったく違った顔になっていた。
当然でき上がった時のようにきれいじゃない。
薄汚れもすれば、使い込んでくたりもしている。
白くペイントしたトートは、一緒にお風呂に入ってタワシで洗っているらしい。
ビックリしたのと同時に、とってもうれしかった。
きれいに大切に使うのと同じように、とっても大事に手入れされているのが伝わってきた。
そして今回、白いペイントボーダーのトートの注文をあらたにいただいた。
これまた3年後が楽しみである。

DSC00037_20140204012847ad0.jpg


修理のご依頼もあった。
使い込まれてスゴくカッコいいんだけど、どうしてもどうにかしたいシミがあるのだ。
正直そのシミはとれない。
でもどこまで消えるかわからないけど、持ち手を外し、ポケットを取って、修理してみようと預かった。
希望通りの修復にはならないだろう。でもこのトートの歴史の一コマとなる。
そしていつかそのシミも思い出となって、笑い話のひとつになるだろうと思うのである。


これがボクの目指すトートだったりするんだなぁ。。。


そして今回もいろんな方々がトートを注文してくれた。
そんな様々な人がこれからボクがつくる「トート」を待っていてくれる。

その繰り返しである。
そしてまた何年か経ってそのトートと再会する。
どんな顔になっているんだろうか…と。
そんな想像をしながらまた「トート」をつくるのである。


あっという間の4日間である。


はじめての”東京”であったのと同時に、はじめて”仲間”って感覚を味わった。
いつもはひとりだった。
でも今回はいろんな人が関わった”東京”だった。
「つくるのひと」「はこぶのひと」「たたむのひと」。
「モデルのひと」に「音楽のひと」。
Sea Side Page”の音楽までできあがった。
RIBONとTAKOたちと「TAKO TAKO TOWN のひと」。
そして一緒に展示会盛り上げてくれて「シーサイドのひと」。

DSC00049_20140204012848c68.jpg


いろんな「○○のひと」はシーサイドの人もいれば、東京の人もいる。

そんな「○○のひと」たちが、海はなくともちゃんとシーサイドを感じさせてくれた。
だからボクにとってはみんな「Sea Side Pageなひと」なのである。

そんな4日間を振り返りながら、シーサイドの朝をむかえた。


最後になりましたが、、、
お越しいただいた皆さん、本当にありがとうございました。
オーダーしてくださったみなさん、完成を楽しみに暫しお待ちください。
そして「Sea Side Pageなひと」ありがとう!


今日は春思わせる暖かな朝。


あの昨日までの朝もまた懐かしい気さえする。


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 『page』 Sea Side Page

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| 『page』 | 23:01 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

ソトボさん、寒いですね、今日も雪です。
トートが並んでいる風景、とても素敵ですね。ワクワク感がこちらにも伝わってきます。

先週の和風総本家スペシャルご覧になりましたか。
帆布が紹介されていました。ソトボさんを思いだしていました。そしてパンの入れ物に使いこまれているのを見て、凄く嬉しくなりました。きっとソトボさんのトートも使いこまれたのを見てジーンとしたのだろうなと想像しました。職人さん達は作品や商品が手を離れてからをご覧になる事が少ないとおっしゃっていたので、ソトボさんはその後のトートに会えて幸せですね。 

| marsha | 2014/02/14 10:05 | URL |

marshaさんへ

返信遅くなってスミマセン。。。

まずはありがとうございます!
ほんの数日ですが、自分の世界が表現できた事に幸せを感じていました。

私も「和風総本家」大好きなんですが、最近ほとんどテレビを見ない生活で、この日の「和風....」も残念ながら見ていないんですよ。。。
ボクがトートをつくっている理由は、使って頂いている方と直接お話できる事。その方の日常でどんな風にそのトートが役立っているかって事。そしてそのトートが使い込まれて行く様子を見れる事。うまく言えませんが、そんな事を大事に思っています。
今回もみなさんトートを持っていらしてくださいました。
何だか感無量な気持ちにさせていただきましたよ。

| sotobo | 2014/02/17 09:45 | URL |















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