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祭りと文化

上総十二社まつり」。

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この町一番の賑わいを見せる日である。

午後の玉前神社

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ちょうど神輿の宮出しのようだ。
知った面々も今日は違って見える。

皆さんのボルテージはこれから上昇の一途のようだ。
ある意味まだまだ静けさをも感じる。

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この地にとって、この地を愛するものにとって、特別で大事な日。
それが「上総十二社まつり」の日なんだろう。




以前ある方が話してくださった。
私と同世代のこの地で生まれ育った方だ。


「” 顔 "なんです。
 どこどこのだれだれさん。それが何よりもの信頼なんです。
 病気をすればみんなで見舞い、快復を喜ぶ。
 お金がないとなると、損得勘定も借用書ないんです。
 どこどこのだれだれさんが困っているから貸すんです。
 小さな村という単位の中で生まれ育ち、その中で助け合い生きてきているんで す。
 この世の中がどうだからとかは関係なく、そうやって生きてきた爺さんや婆さ んなんです。
 だから否定なんてできないし、その関係の中で育ったボクたちはやっぱその関 係を絶やす訳にはいかないんです。

 毎月みんなで飲むんです。馬鹿げた話や長老の昔話。
 酒を交わし同じひと時をみんなで過ごす。
 それが信頼であり絆の根底なんです。

 新しく他から移り住んでこられた方にもその輪に入ってくれなんて思わないで す。
 そこはここで生まれ育ったボクたちが受け継いでいけばいいことで、新しい風 とうまく融合できればと思ってるんです。」


もう何年も前の話だ。
私がこっちに来て間もない頃の話だったと思う。

私はこの話がずっと心に残っている。
何をやるにもこの話がちょいちょい顔を出す。

今日もその方はこの祭りにいた。
祭り装束を纏い、これから担ぐ神輿に備えていた。
お世辞にも似合っているとは言えない。
似合ってはいないが、それはそれで格好いい。
遠くから会釈すると、ニコッ笑い返してくれた。
ちょっと照れてるようにも見えた。

DSC09401_20120914073109.jpg


新しい文化をつくろうという話を聞いたりする。
何の文化もないところという人もいた。
文化って、振り返った時の足取りが文化なんだと思う。
振り返って何もないなんてありえない。
見ていない、見えていない、それだけなんだと思う。
地道な人々の長きにわたる生活そのものが文化だと思う。
日常の中にある文化こそ人情味を感じる。


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難しい事もなければ、何の小難しい計算もいらない。
こうやって爺ちゃんに手を引かれ祭りを楽しむ。
いつもと違う衣装に、いつもと違う町に、いつも見ない神輿に、そしていつものみんなのいつもと違う表情に何か特別な事を感じる。
隣のおじさんがいつもと違う。近所のお兄ちゃんが大声を張り上げてる。
でもみんな楽しそうだ。
そんなところからこの祭りの意味を知っていくんだと思う。
そしてそんな特別な日が楽しみになっていくんだろう。


それが長きにわたり受け継がれていく文化なんだと思う。


仕事帰りに玉前神社の方を通った。
もう夜も遅い。終っているのはわかっていた。
でもちょっと通りたかったのだ。

すっかり祭りは終わり、何人かの祭り装束の若者も疲れ顔だ。


今日もまた、新しい何かが刻まれたこの地である。



 『page』

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| ソトボ 日誌・生活 | 23:24 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

わかります。わかります。私もずっと田舎で育って。部落や地域の繋がりが必須で お祭りとかも楽しいとかではなく それは繋いでいかなければという気持ちで繋がっていく。それはうっとおしい時もある。でもここで生きていくには必要なのです。

| せっちゃん | 2012/09/14 11:18 | URL |

せっちゃんへ

大切なことなんですよね。他から来た私が兎や角言えた事ではないけど。
今日もニュースで言っていました。
マンションの壁が厚くて、隣の物音ひとつ聞こえない。だから不安なんですと。
人が行き交い、風が通る。
そんな家や町が本来なんでしょうね。

| sotobo | 2012/09/14 14:12 | URL |















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